異なる価値観を受容するための論理性を定義したい

2014年1月28日

写真
村上 祐子(むらかみ・ゆうこ)
1968年東京都生まれ。東京大学で論理学を学び、インディアナ大学大学院で博士号を取得。現在、東北大学大学院文学研究科准教授。 

インタビュー抜粋

――はい、改めてまして田中です。

村上:はい、よろしくお願いします。村上です。

――本日はですね、東北大学大学院文学研究科国際交流室の准教授でいらっしゃいま
す村上祐子さんにお話を伺いに、東京都内の本屋さんに……。

村上:ブックカフェですね。

――ブックカフェですね。お邪魔しております。ちょっとDJブースみたいなところで
(笑)。

村上:DJっぽいですね(笑)。

――DJっぽいところでお話を伺ってまいりたいと思います。村上さんは元々論理学の
専門家でいらして、なおかつ今回の特集のテーマの311後のサイエンス・コミュニケーションというテーマに関連していうならば、東北大学ということで、実際被災されていらっしゃる。

村上:しました。オフィスで。はい。

――はい。そういう方に今日は、どのような観察をこれまでなさってこられたかって
いうのをお聞きして参りたいと思います。まず、村上さんは元々、科学哲学の研究室で
学生の頃は勉強されていて、それから現在に至るまでに色々な対話の実践にも関わられ
ているということで、その間にどういうことがあったのかをお聞かせいただけますか?

村上:留学して日本に帰ったら仕事がなかった。そこからですね。

――なるほど。

村上:最初に日本で職を持ったのは学術研究のインフラの仕事でした。学術雑誌の流通
を改善するという仕事をまずしていたんですけれども、そのあとに東北大の理学部に就
職することになりまして。2008年に東北大に行ったわけです。そうするとですね、いき
なりそれで6月に震度5くらいの地震をくらいまして。

――就職が決まってすぐ?

村上:就職決まって、新しいオフィスを頂きまして。

――その年だったんですか?

村上:その年ですね。2008年にまず地震があったんです。

――311の前の段階で?

 

インタビューをまとめた記事は「哲楽」第5号と「哲学者に会いにゆこう」でお読み頂けます。

vol5-hyoushi-1

kindle-logo

fujisan_logo4

 

 

 

 

img-hyoushi-s