哲学者に会いにゆこう



2017年8月10日、『哲学者に会いにゆこう2』がナカニシヤ出版から刊行されました。これまでの哲楽インタビューより、「身体性」と「哲学教育」をキーワードに記事を選び、未収録インタビューを加え、大学内外で実践を続ける9人の哲学者による「哲学する生き方」を伝える一冊となりました。それぞれの現場で語られた言葉に、脚注や写真を加え、哲学をこれまで身近に感じる機会がなかった読者にも広く手に取っていただきやすいよう構成されています。

装丁のイラストは前回と同じく、立原圭子さんにお願いしました。こちらの緑の表紙を目印に、ぜひ書店でお手にとってみてください。

下記の目次の♪マークをクリックすると、各インタビュー音源を配信しているページを御覧頂けます。書籍化に伴い、文章は読みやすく編集・追記しておりますが、同時代を生きる日本人哲学者のライフヒストリーを、見て・聴いて・読んで、どうぞお楽しみください。

目次

第Ⅰ部 身体性の未来

森岡正博 不随意な身体のリアリティ                                               

山内志朗 芙蓉の花と存在の一義性                                                  

髙山 守 手話で因果論を解体する                                                  

藤井 可 阿蘇生まれの医師が見る生命中心主義                             

第Ⅱ部 子どもの哲学教育

河野哲也 子どもは大人の社会を小さくしたものを生きる               

土屋陽介 ゆっくり・じっくり考える時間をつくる                         

綿内真由美 「生きる意味」、高校倫理の授業で考える                  

本間直樹 自分がそうとしか生きられない「生きやすさ」を示す    

梶谷真司 哲学オリンピックで哲学の共有可能性を知る                  

書誌情報

著者 :田中 さをり 著者代表
出版社:ナカニシヤ出版
出版年月日: 2017/08/5
ISBN :9784779511530
判型・ページ数: 4-6・204ページ
定価 :本体2,300円+税

内容紹介

哲学する人生を! 現代日本を生き、大学の内外で実践する“哲学者”たちにマイクを向ける好評のインタビュー集。「身体性」と「哲学教育」をキーワードに語る第2弾!

●インタビュー対象者紹介

森岡 正博(もりおか・まさひろ)

1958年高知県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学、博士(人間科学)。早稲田大学人間科学部教授。現代哲学ラボ世話人。自身で漫画の原作を描いた『まんが哲学入門』等、著書多数。

山内 志朗(やまうち・しろう)

1957年山形県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾大学文学部教授。中世哲学の視点から見る現代思想・現代社会論・コミュニケーション論・身体論・修験道・サブカルチャー・ミイラ・占い・アロマセラピーなどを研究対象とする。先祖は山伏。

髙山 守(たかやま・まもる)

1948年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学、博士(文学)。東京大学名誉教授。ドイツ近代哲学を専門とし、因果と自由の問題を考えてきた。同大学を定年退職後に手話講習会に通い始め、現在上級クラスに在籍中。

藤井 可(ふじい・たか)

1979年生まれ。佐賀医科大学(現・佐賀大学)医学部卒業後、医師として働きながら熊本大学大学院社会文化科学研究科修了、博士(学術)。佐賀大学特任講師を経て、現在、熊本市の行政医師として働く。

河野 哲也(こうの・てつや)

1963年東京都生まれ。1995年慶応大学より博士(哲学)を授与。立教大学文学部教育学科教授。NPO法人こども哲学・おとな哲学アーダコーダ副代表理事として、子どもの哲学対話を広める活動を行なっている。

土屋 陽介(つちや・ようすけ)

1976年東京都生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程単位修得退学。立教大学・茨城大学等での講師を経て、現在は、開智日本橋学園中学校・日本橋女学館高等学校教諭、開智国際大学非常勤講師。中高一貫校で「子どもの哲学(哲学対話)」の専門教員として勤務している。

綿内 真由美(わたうち・まゆみ)

1979年長野県生まれ。信州大学人文学部で哲学を学んだ後、お茶の水女子大学大学院に進学。大学院に在籍中から高校の教壇に立ち、その後長野県で社会科教員となる。2011年から子どもの哲学の手法を使った倫理の授業を行なっている。

本間 直樹(ほんま・なおき)

1970年京都府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学。文学修士(大阪大学)。大阪大学COデザインセンター准教授。各地で「哲学カフェ」「哲学相談」などの対話の場を運営している。

梶谷 真司(かじたに・しんじ)

1966年愛知県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了、博士(人間・環境学)。東京大学大学院総合文化研究科教授。「共生のための国際哲学研究センター(UTCP)」のセンター長として、全国で哲学対話イベントを開催するほか、国際哲学オリンピックに出場する高校生の引率を行なっている。

●インタビュアー紹介

田中さをり

高校生からの哲学雑誌『哲楽』編集人。幼少期に聴覚障害のある兄とホームサインで会話して過ごした経験から、身体の環境が違う者どうしのあいだで倫理規範や言語はどんな意味をもつのかを考え続けてきた。千葉大学大学院にて哲学、倫理学、情報科学を学び、修士(文学)、博士(学術)を取得。専門は情報科学と学術広報。

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ご感想


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2016年4月25日、『哲学者に会いにゆこう』がナカニシヤ出版から刊行されました。2010年から始めた哲楽インタビューから、8人の哲学者の記事がまとめられ、一冊の本になりました。今回、皆様からご協力を得て、脚注や写真などを追加し、より読みやすく再構成しました。

装丁のイラストは、哲楽の表紙でもお馴染みの立原圭子さんにお願いしました。本のカバーを取ると、哲楽の表紙と同じ紙が使われています。安心できる手触りの本です。

下記の目次の♪マークをクリックすると、各インタビュー音源を配信しているページを御覧頂けます。書籍化に伴い、文章は読みやすく編集・追記しておりますが、同時代を生きる日本人哲学者のライフヒストリーを、見て・聴いて・読んで、どうぞお楽しみください。

目次

Ⅰ 哲学者の「迎合しない優しさ」

永井 均 なぜ子ども時代の問いを持ち続けられたのか  
木村 敏 「あいだ」と〈私〉をつなぐもの       
風間コレヒコ 音楽と哲学で生きる方向を見定める    

Ⅱ 哲学徒として生きる

前邑恭之介 漫画『CURE・生きる』の哲学       
中川雅道 ウィトゲンシュタインと臨床哲学                        
俵 邦昭 十五歳で止まった時間、ひきこもりの哲学          

Ⅲ 東日本大震災後に生まれた言葉

鬼頭秀一 環境倫理学における自然                                      
村上祐子 異なる価値観を受容するための論理性                

書誌情報

著者 :田中 さをり 著者代表
出版社:ナカニシヤ出版
出版年月日: 2016/04/28
ISBN :9784779509926
判型・ページ数: 4-6・224ページ
定価 :本体2,200円+税
フライヤー

メディア掲載

  • 週刊朝日」5.6-13合併号p.69、2016年4月26日、松岡瑛理氏による書評掲載. オンライン掲載(dot. 朝日新聞社、4月28日)
  • 「Youtubeチャンネル Antaiji Antaiji」 、2016年4月26日、安泰寺住職ネルケ無方老師よりご紹介
  • 「読売新聞」2016年7月3日朝刊、文化11面、納富信留氏による書評. 「花盛り 哲学入門書を読む:混迷の時代 本質を見極める」オンライン掲載
  • 「京都新聞」2016年7月3日朝刊、読書欄掲載.「……精神医学、音楽、介助に漫画…。さまざまな持ち場を通じて思考を深める哲学者たち。難解そうに思える世界を、身近に感じる人も多いだろう。」

内容紹介

哲学が好きでわるいか!バリバリ第一線の哲学者はもちろん,ミュージシャン,精神科医,漫画家,駆け出しの哲学徒まで,各々の「哲学する楽しみ」を中心に聞くインタビュー集。

●インタビュー対象者紹介

永井均(ながい・ひとし)

1951年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。専門は哲学・倫理学。千葉大学教授などを経て、日本大学文理学部哲学科教授。『〈子ども〉のための哲学』等、著書多数。最新書として、2014年9月に日本経済新聞出版社より『哲おじさんと学くん』を上梓。

木村敏(きむら・びん)

1931年旧朝鮮生まれ。旧制岐阜県斐太中学校、第三高等学校を経て、京都大学医学部卒業。1964年京都大学にて医学博士。2008年に河合文化教育研究所所長。2003年『木村敏著作集第7巻・臨床哲学論文集』で和辻哲郎文化賞を受賞。

風間コレヒコ(かざま・これひこ)

1979年福岡県生まれ。千葉大学文学部行動科学科で哲学を学ぶ。2004年に3ピースバンド「デラシネ」を結成し、これまでに3つの作品をリリースしている。現在は障害者の自宅介助員として働きながら、ライブ活動を続けている。

前邑恭之介(まえむら・きょうのすけ)

1980年鹿児島県生まれ。千葉大学文学部にて哲学を学ぶ。卒業後、NHKでドキュメンタリー制作の仕事に従事。2006年春に、漫画家の新人賞として有名な、四季賞を受賞。現在は、ITサービスの仕事のかたわら、漫画制作に精力的に取り組む。

中川雅道(なかがわ・まさみち)

1986年京都府生まれ。大阪大学文学部を卒業後、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。在学中に臨床哲学を学びながら、学校、映画館、病院などで対話の実践経験を積む。現在、神戸大学附属中等教育学校の教員としてP4c(子どもの哲学)に取り組んでいる(http://p4c-japan.com)。

俵邦昭(たわら・くにあき)

1975年広島県生まれ。15歳で不登校に。12年のひきこもり期間を経て、大検を受験。千葉大学を卒業後同大学院に進学。現在、千葉大学大学院人文社会学研究科博士後期課程在籍中。

鬼頭秀一(きとう・しゅういち)

1951 年愛知県生まれ。東京大学大学院理学系研究科(科学史・科学基礎論)博士課程単位取得退学。インタビュー当時、東京大学新領域創成科学研究科教授。現在、星槎大学教授。現場でのフィールドワークを踏まえて環境に関わる理念に関する研究を行なっている。日本における環境倫理学者を代表する一人として知られる。

村上祐子(むらかみ・ゆうこ)

1968年東京都生まれ。東京大学で論理学を学び、インディアナ大学大学院で博士号を取得。現在、東北大学大学院文学研究科准教授。共編著に『科学技術をよく考える――クリティカルシンキング練習帳』など。

●インタビュアー紹介

田中さをり

高校生からの哲学雑誌『哲楽』編集人。幼少期に聴覚障害のある兄とホームサインで会話して過ごした経験から、身体の環境が違う者どうしのあいだで倫理規範や言語はどんな意味をもつのかを考え続けてきた。千葉大学大学院にて哲学、倫理学、情報科学を学び、修士(文学)、博士(学術)を取得。専門は情報科学と学術広報。

 

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