哲楽メールマガジン8月9日号

2016年8月9日

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哲楽編集人・田中さをり 千葉大学大学院にて哲学と情報科学を専攻し、それぞれ修士号、博士号を取得。現在、都内の大学で広報職員を務めながら、哲学者へのインタビューを続けている。

 哲楽メールマガジン

2016/8/9日号 vol.23

いつも高校生からの哲学雑誌『哲楽』を応援頂きありがとうございます。哲楽メールマガジン、今号は2ヶ月分のニュースをまとめてお届けします。最後までゆっくりお付き合い下さい!

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パンクハードコアの楽しみ方

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第4回現代哲学ラボ:〈私〉と〈今〉を哲学する——無内包の現実性とは?

News

哲学関連ニュース

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パンクハードコアの楽しみ方

新着記事:先月、哲楽公開イベント「風間コレヒコさんに会いにゆこう」が千葉県佐倉市のムーンライトブックストア佐倉店にて開催されました。音楽・哲学・介助のフィールドを駆け抜けながらの風間流パンク論、貴重なライブ音源と共に、どうぞお楽しみ下さい!続きはこちらのページからどうぞ。

パンクハードコアの楽しみ方

Event

第4回現代哲学ラボ:〈私〉と〈今〉を哲学する——無内包の現実性とは?

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2016年3月に『存在と時間 ――哲学探究1』(文藝春秋)を刊行された永井均氏に〈私〉と〈今〉の哲学についてお話をいただき、永井×入不二×森岡三氏によるトークを行ないます。事前登録不要ですので、ぜひご参加下さい。

日時:2016年9月23日(金) 18:45 – 21:00(延長の可能性あり)
場所:早稲田大学戸山キャンパス36号館382(AV教室2)
〒162-8644 新宿区戸山1-24-1
参加費:無料
事前登録は不要です。参加を希望される方は直接会場にお越し下さい。
問い合わせ先:info@philosophy-zoo.com
当日のフライヤー

ゲスト

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永井 均(ながい・ひとし)
1951年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。専門は哲学・倫理学。千葉大学教授などを経て、日本大学文理学部哲学科教授。『〈子ども〉のための哲学』等、著書多数。2014年9月に日本経済新聞出版社 より『哲おじさんと学くん』を上梓。

コメンテーター

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入不二基義(いりふじ・もとよし)

1958年生まれ。東京大学文学部哲学科卒。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。山口大学助教授を経て、現在、青山学院大学教育人間科学部心理学科教授(専攻は哲学)。主に「私」論・相対主義論・時間論・運命論等を題材に哲学している。趣味はレスリング。

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森岡 正博(もりおか・まさひろ)
1958年高知県生まれ。1983年東京大学文学部卒。現在、早稲田大学人間科学部教授。哲学、倫理学、生命学を中心に、学術書からエッセイまで幅広い執 筆活動を行なう。著書に『まんが哲学入門』2013年・講談社、『無痛文明論』2003年・トランスビュー、『宗教なき時代を生きるために』1996年・ 法蔵館など多数。

司会

田中さをり

高校生からの哲学雑誌『哲楽』編集人。都内の大学で広報職員を務めながら、哲学者へのインタビューを続けている。

typeA現代哲学ラボとは?

哲 楽編集部は、「現代哲学ラボ」という新しい哲学対話の場所を作るサポートをすることになりました。「現代哲学ラボ」とは、現代哲学の領域で哲学的な思索を 発信している人たちが集い、次世代に哲学を伝える場を作り出す活動で、不定期に講演会やトークイベントを開催します。現代哲学の先端の話題を、そのレベル を落とすことなく、専門家以外の人々へと開いて交流していくことを目指します。哲学初心者の方や、大学生、中高生の方の参加も歓迎します。開催形式は、大 学の教室を利用する教室形式と、カフェやスタジオを借りるカフェ形式のいずれかで行ない、参加費は無料の場合と有料の場合があります。

運営者

  • 森岡正博 (早稲田大学:現代哲学ラボ世話人)
  • 田中さをり (雑誌『哲楽』編集人:現代哲学ラボ世話人)
  • 永井均 (日本大学:現代哲学ラボ賛同人)
  • 入不二基義 (青山学院大学:現代哲学ラボ賛同人)

 

News

哲学関連ニュース

今月の編集人Tweeter (@MIDAP) で通り過ぎていった哲学関連ニュースをまとめてお届け!2016年6月3日〜8月2日分

哲学・倫理学

[ニュース 6/8]朝日新聞:(リレーおぴにおん)カフェより:5 一期一会、どこでも哲学 松川絵里さん www.asahi.com/articles/DA3S1

[ニュース 6/13]時事ドットコム:「哲学の廊下」保存=西田幾多郎の旧住宅解体で-京都 www.jiji.com/jc/article?k=2

[ニュース 6/9]ニューズウィーク:美学はどこへ行った?(1):思想・哲学・理論 | 小崎哲哉 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト www.newsweekjapan.jp/ozaki/2016/06/

[ニュース 6/20] 時事ドットコム:研究不正対策で新協会=元学術会議会長ら、倫理教育事業: www.jiji.com/jc/article?k=2

[ニュース 7/2]東洋経済:哲学が人類を「幸福にしない」これだけの理由 大学から哲学科が消えるのは由々しき事態か | 哲学塾からこんにちは – 東洋経済オンライン toyokeizai.net/articles/-/124

[ニュース 7/30] 北海道新聞:アイヌ民族調査で倫理審査委設置へ 協会と2団体 dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/s

教育

[ニュース 6/3]産経新聞:小学校のプログラミング教育必修化 IT技術でなく論理的思考力が大事 文科省有識者会議 www.sankei.com/life/news/1606

[ニュース 6/13]ウォール・ストリート・ジャーナル:仮想現実で探る「倫理的ジレンマ」の答え on.wsj.com/1VU1AS4

SOCIETAS [ソキエタス] : フランス・バカロレア哲学試験問題2016年版が発表:過去問・採点基準も公開! societas.blog.jp/1058466170 pic.twitter.com/AjykCBAviq

[ニュース 7/22] 時事通信:道徳評価は記述式で=入試には使わず-文科省会議 www.jiji.com/jc/article?k=2

[毎日小学生新聞 7/28]毎日新聞:道徳:成績、文章で評価 文科省の会議が報告書案 mainichi.jp/articles/20160

ロボット・人工知能

[ニュース 6/3]IoT:日立、日本語での論理的な対話を可能とする人工知能の基礎技術を開発 iotnews.jp/archives/22097

[ニュース 6/13]ワイヤレスワイヤー:当方に迎撃の用意あり! 人工知能戦争を戦う若き日本人たち – WirelessWire News wirelesswire.jp/2016/06/53938/

[ニュース 6/6]時事ドットコム:人工知能「脅威排除を」=開発者倫理で綱領案-学会 www.jiji.com/jc/article?k=2

[ニュース 6/6]日本経済新聞:人工知能学会、AI開発の倫理綱領案 安全確保強く求める www.nikkei.com/article/DGXLAS

[ニュース 6/20]産経ニュース:【広角レンズ】人工知能を描く小説・漫画…続々 人間らしさとは問う「未来の隣人」 www.sankei.com/life/news/1606

[ニュース 6/23] ロイター:労働ロボットは「電子人間」、雇い主に社会保障費の負担も|ロイター発 World&Business|ダイヤモンド・オンライン diamond.jp/articles/-/93621

[ニュース 6/23] CNET Japan:図書館の書棚管理から司書を解放するロボット–夜間に自律走行して本棚をチェック japan.cnet.com/news/service/3

[ニュース 6/23] WSJ:「ロボット化」に対抗するフィリピンの外部委託産業 on.wsj.com/28QOF3p

[ニュース 6/24] AFBB:倫理で「犠牲者」決める自動運転車、普及に影響も 研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News www.afpbb.com/articles/-/309

[ニュース 6/30] ギズモード・ジャパン :「自分は犠牲になりたくない」自動運転車の抱える倫理ジレンマ、意見調査でも明らかに www.gizmodo.jp/2016/06/moral_

[ニュース 6/30] MONOist:国内介護ロボット市場、2020年に150億円規模へ monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/16

[ニュース 6/30] Jcast:出番広がる「分身ロボット」本人に代わって学校行ったり結婚式出席、接客・・・ www.j-cast.com/tv/2016/06/302

[ニュース 7/6] sputnik:EU、ロボットに税金支払いを義務付ける jp.sputniknews.com/europe/2016070

[ニュース 7/4] 読売新聞:ロボット国際大会、五輪に合わせ20年に開催へwww.yomiuri.co.jp/science/201607

[ニュース 6/30] RBB TODAY:1年で5倍成長の「介護ロボット」市場、移乗介助・移動支援タイプ等が牽引 www.rbbtoday.com/article/2016/0

[ニュース 6/30] ITpro:[データは語る]国内介護ロボット市場は前年度比549%の急拡大 itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/14/1

[ニュース 7/10] WIRED:ダラス警察の「爆弾ロボット」が銃撃犯を爆殺するまで|WIRED.jp wired.jp/2016/07/10/is-

[ニュース 7/9] AFPBB:ダラス銃撃で「爆弾ロボット」初使用、警察の科学技術利用に変化 www.afpbb.com/articles/-/309

[ニュース 7/9] TechCrunch Japan:銃撃犯をロボットを使って殺したダラス警察、警察によるロボットの‘使用例’は過去にもある jp.techcrunch.com/2016/07/09/201

[ニュース 7/8] WIRED:囲碁で人に勝利したグーグルの人工知能、今度は人を失明から救う wired.jp/2016/07/08/dee

[ニュース 6/16] WirelessWire News:深層学習(ディープラーニング)は自然現象であると考えると捉えやすい wirelesswire.jp/2016/06/54115/

[ニュース 7/26] |弁護士ドットコム:人工知能が著作権侵害を「自動告訴」 AIによる「法の完全執行社会」が到来する? www.bengo4.com/houmu/17/n_4924/

[ニュース 8/3]ロイター:インタビュー:AIの倫理判断、幅広い議論を=平野中央大教授 reut.rs/2atA2UK

障害・手話

[ニュース 7/1] オリパラ:タブレットで手話の遠隔通訳… 訪日客らおもてなし style.nikkei.com/article/DGXMZO

[ニュース 7/1] 毎日新聞:県議会:手話言語条例など可決 補正予算案含む12議案 /三重 mainichi.jp/articles/20160

[ニュース 6/21] 福祉新聞:「手話言語法を作ろう」 全国手話言語市区長会が発足www.fukushishimbun.co.jp/topics/13186

[ニュース 6/21] 毎日新聞:ガイドヘルパー 人員増へ 障害者の外出介助、資格講座 学生対象に受講者募集 前橋のNPO /群馬 mainichi.jp/articles/20160

[ニュース 7/9] 毎日新聞:参院選選挙区:政見放送に手話や字幕ないまま mainichi.jp/senkyo/article

[ニュース 6/19]大学ジャーナルオンライン:東洋大学手話サークル、宇宙用語の手話をJAXAと共同制作 univ-journal.jp/8095/

 

社会

[ニュース 6/10] 産経新聞:【関西の議論】20年間引きこもり、10社以上の面接不合格…悩み落ち込む若者たちの「就活」支援“サポステ” www.sankei.com/west/news/1612

[ニュース 6/28] 東京新聞:引きこもる男性を励ました友 7年の記録を映画に:社会(TOKYO Web) www.tokyo-np.co.jp/article/nation

[ニュース 7/5] 朝日新聞:大阪)友の引きこもりの軌跡を映像に 10日に上映www.asahi.com/articles/ASJ6K

[ニュース 7/9] 西日本新聞:介護離職対策 働き方の見直しも必要だ www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/ar

[ニュース 6/30] ダイヤモンドオンライン:空き駐在所を引きこもり当事者らの“居場所”にした先駆的施策|「引きこもり」するオトナたち diamond.jp/articles/-/93942

[ニュース 7/30]日本経済新聞 :「いらない命なんてない」 障害者励ます家族  www.nikkei.com/article/DGXLAS

[ニュース 6/29] 西日本新聞:情報流出 1年超前から 警察指摘後も侵入5回 佐賀不正アクセス 佐賀県教委不備認める www.nishinippon.co.jp/nnp/national/a

[ニュース 6/28] 中国新聞:不正接続、生徒の情報流出 佐賀、容疑の17歳再逮捕 www.chugoku-np.co.jp/local/news/art

[ニュース 7/30] 朝日新聞:被害者の匿名、障害者や関係者どう思う? 事件に寄せてwww.asahi.com/articles/ASJ7Y

[ニュース 7/29]レイバーネット:「神経筋疾患ネットワーク」の相模原市障害者殺傷事件への声明 www.labornetjp.org/news/2016/1470

[ニュース 8/3]読売新聞:相模原の殺傷事件 人工妊娠中絶と同じでしょうか? yomidr.yomiuri.co.jp/article/201608

医療・生命科学

[ニュース 6/10]産経新聞:看護の原点を哲学対話 京都の病院でカフェ 燃え尽き防止「また頑張れる」 www.sankei.com/west/news/1606

[ニュース 6/9]Sputniknews:ポルトガルの女性 脳死判定から4ヵ月後に出産 jp.sputniknews.com/science/201606

[ニュース 6/15]読売新聞:他人のiPS利用臨床研究、倫理委承認月内にも
www.yomiuri.co.jp/osaka/news/201

[ニュース 6/11]読売新聞:公費助成で卵子凍結、千葉・浦安市で1例目実施
www.yomiuri.co.jp/science/201606

[ニュース 6/14]中国新聞:台湾で卵子、日本人90件 政府管理下で提供 www.chugoku-np.co.jp/local/news/art

[ニュース 6/16] 朝日新聞:浦安市助成の卵子凍結を初実施 さらに11人が採卵準備 www.asahi.com/articles/ASJ6J

[ニュース 6/17] 読売新聞:希望者11人も卵子凍結へ…浦安市・順天堂大 www.yomiuri.co.jp/local/chiba/ne

[ニュース 6/17] 毎日新聞:卵子凍結:医療機関の2割「健康女性に実施も」 岡山大調査 mainichi.jp/articles/20160

[ニュース 7/10] Forbs Japan:脳に関する研究結果に誤りの可能性? fMRIのソフトウェアにバグを発見 ─欠陥はすでに修正も残る不安 forbesjapan.com/articles/detai

[ニュース 7/19]中日新聞:新出生前診断、3年間で3万人超 陽性確定の9割が中絶(CHUNICHI Web) www.chunichi.co.jp/article/front/

[ニュース 7/16]朝日新聞:新型出生前診断、3万人超が受診 臨床研究3年間で集計 www.asahi.com/articles/ASJ7J

[ニュース 7/27] 読売新聞:他人のiPSでの治療を承認、神戸の病院倫理委
www.yomiuri.co.jp/osaka/news/201

[ニュース 8/2]読売新聞:男子か女子か…「産み分け」はできるのか yomidr.yomiuri.co.jp/article/201607

[ニュース 7/14]BIGLOBE:祖母が孫を産む時代が到来 ― “死んだ娘の卵子”で60歳母が誕生 news.biglobe.ne.jp/trend/0714/toc

文学

[ニュース 6/14]毎日新聞:SUNDAY LIBRARY:著者インタビュー 山田宗樹 『代体』 mainichi.jp/articles/20160

 

Afterword

編集後記

最近、編集部企画のイベント以外にも、いろいろなところへ呼ばれてお話させて頂くことが増えてきました。先月は親鸞仏教センター、来月からはいろいろな学会関係のイベントです。

普段、「広報」の仕事の合間に「編集」の仕事を入れているので、「講演」の場合はさらにその合間の合間での準備になります。準備や移動にかかる時間を考えて交渉をすることもありますが、人の顔を見てお話する機会は貴重なので、できる限りお受けするようにしています。

というのも、広報の仕事も最近はIT化が進んでいて、ソーシャルメディアでの定時での投稿や、内容の管理、チーム内での共有、リリース後の追跡に至るまですべて専門のソフトウェア上で行います。紙の新聞をチェックして記者の名前を覚え、記者会見で名刺と資料をもって挨拶しに回ったり、関連機関に電話で情報共有の協力を呼びかけたり……というような昔ながらのことも行いますが、パソコンの画面を見て作業している時間の方が圧倒的に長いのです。ウェブサイトの構築をするときもあるので、そうなるともう自然言語ですらありません。

読者が情報を取り入れる主要な手段がスマートフォンになったことで、それに見合った形で情報を流す必要があり、広報手法も変わってきています。電車通勤・通学の人々向けの、30分から1時間の移動中に読み切れるようなコンテンツにするため、文章と写真のバランスにも気をつけなければなりません。そんなことを考えて、研究者から出されるレポートを「消費されやすいコンテンツ」に整えて流す、整えて流すを繰り返しているうちに、ふと、「これでいいんかいな」と思うことがあります。

哲学関連の編集や講演は、5年、10年先も覚えていてもらえるようなものを届けるために、できる限り続けています。媒体とそれを支える技術が変わる転換期に、何を残せるか、考えています。

田中さをり

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