哲楽メールマガジン4月号(5月1日発行)

2016年5月1日

写真
田中さをり
高校生からの哲学雑誌『哲楽』編集人。現在、都内の大学で広報職員を務めながら、哲学者へのインタビューを続けている。




 哲楽メールマガジン

2016/5/1日号 vol.21

いつも高校生からの哲学雑誌『哲楽』を応援頂きありがとうございます。哲楽メールマガジンをお届けします。最後までゆっくりお付き合い下さい!

News

書籍「哲学者に会いにゆこう」刊行

Event
応用哲学会シンポジウム「哲学は視覚化できるのか」

News

哲学関連ニュース

 

News

書籍「哲学者に会いにゆこう」刊行

2016年4月25日、「哲学者に会いにゆこう」がナカニシヤ出版から発売されました。img-hyoushi-s2010年から始めた哲楽インタビューから、8人の哲学者の記事がまとめられ、一冊の本になりました。今回、皆様からご協力を得て、脚注や写真などを追加し、より読みやすく再構成しました。

装丁のイラストは、哲楽の表紙でもお馴染みの立原圭子さんにお願いしました。本のカバーを取ると、哲楽の表紙と同じ紙が使われています。安心できる手触りの本です。

下記の目次の♪マークをクリックすると、各インタビュー音源を配信しているページを御覧頂けます。書籍化に伴い、文章は読みやすく編集・追記しておりますが、同時代を生きる日本人哲学者のライフヒストリーを、見て・聴いて・読んで、どうぞお楽しみください。

目次

Ⅰ 哲学者の「迎合しない優しさ」

永井 均 なぜ子ども時代の問いを持ち続けられたのか  
木村 敏 「あいだ」と〈私〉をつなぐもの       
風間コレヒコ 音楽と哲学で生きる方向を見定める    

Ⅱ 哲学徒として生きる

前邑恭之介 漫画『CURE・生きる』の哲学       
中川雅道 ウィトゲンシュタインと臨床哲学                        
俵 邦昭 十五歳で止まった時間、ひきこもりの哲学          

Ⅲ 東日本大震災後に生まれた言葉

鬼頭秀一 環境倫理学における自然                                      
村上祐子 異なる価値観を受容するための論理性                

書誌情報

著者 :田中 さをり 著者代表
出版社:ナカニシヤ出版
出版年月日: 2016/04/28
ISBN :9784779509926
判型・ページ数: 4-6・224ページ
定価 :本体2,200円+税
フライヤー

メディア掲載

  • 週刊朝日」5.6-13合併号p.69、2016年4月26日、松岡瑛理氏による書評掲載. オンライン掲載(dot. 朝日新聞社、4月28日)
  • 「Youtubeチャンネル Antaiji Antaiji」 、2016年4月26日、安泰寺住職ネルケ無方老師よりご紹介

内容紹介

哲学が好きでわるいか!バリバリ第一線の哲学者はもちろん,ミュージシャン,精神科医,漫画家,駆け出しの哲学徒まで,各々の「哲学する楽しみ」を中心に聞くインタビュー集。

●インタビュー対象者紹介

永井均(ながい・ひとし)

1951年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。専門は哲学・倫理学。千葉大学教授などを経て、日本大学文理学部哲学科教 授。『〈子ども〉のための哲学』等、著書多数。最新書として、2014年9月に日本経済新聞出版社より『哲おじさんと学くん』を上梓。

木村敏(きむら・びん)

1931年旧朝鮮生まれ。旧制岐阜県斐太中学校、第三高等学校を経て、京都大学医学部卒業。1964年京都大学にて医学博士。2008年に河合文化教育研究所所長。2003年『木村敏著作集第7巻・臨床哲学論文集』で和辻哲郎文化賞を受賞。

風間コレヒコ(かざま・これひこ)

1979年福岡県生まれ。千葉大学文学部行動科学科で哲学を学ぶ。2004年に3ピースバンド「デラシネ」を結成し、これまでに3つの作品をリリースしている。現在は障害者の自宅介助員として働きながら、ライブ活動を続けている。

前邑恭之介(まえむら・きょうのすけ)

1980年鹿児島県生まれ。千葉大学文学部にて哲学を学ぶ。卒業後、NHKでドキュメンタリー制作の仕事に従事。2006年春に、漫画家の新人賞として有名な、四季賞を受賞。現在は、ITサービスの仕事のかたわら、漫画制作に精力的に取り組む。

中川雅道(なかがわ・まさみち)

1986年京都府生まれ。大阪大学文学部を卒業後、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。在学中に臨床哲学を学びながら、学校、映画 館、病院などで対話の実践経験を積む。現在、神戸大学附属中等教育学校の教員としてP4c(子どもの哲学)に取り組んでいる(http://p4c- japan.com)。

俵邦昭(たわら・くにあき)

1975年広島県生まれ。15歳で不登校に。12年のひきこもり期間を経て、大検を受験。千葉大学を卒業後同大学院に進学。現在、千葉大学大学院人文社会学研究科博士後期課程在籍中。

鬼頭秀一(きとう・しゅういち)

1951 年愛知県生まれ。東京大学大学院理学系研究科(科学史・科学基礎論)博士課程単位取得退学。インタビュー当時、東京大学新領域創成科学研究科教授。現在、 星槎大学教授。現場でのフィールドワークを踏まえて環境に関わる理念に関する研究を行なっている。日本における環境倫理学者を代表する一人として知られ る。

村上祐子(むらかみ・ゆうこ)

1968年東京都生まれ。東京大学で論理学を学び、インディアナ大学大学院で博士号を取得。現在、東北大学大学院文学研究科准教授。共編著に『科学技術をよく考える――クリティカルシンキング練習帳』など。

●インタビュアー紹介

田中さをり

高校生からの哲学雑誌『哲楽』編集人。幼少期に聴覚障害のある兄とホームサインで会話して過ごした経験から、身体の環境が違う者どうしのあいだで倫 理規範や言語はどんな意味をもつのかを考え続けてきた。千葉大学大学院にて哲学、倫理学、情報科学を学び、修士(文学)、博士(学術)を取得。専門は情報 科学と学術広報。現在、都内の大学で広報職員を務めながら、哲学者へのインタビューを続けている。

 

Event

応用哲学会シンポジウム「哲学は視覚化できるのか」

■日時:2016年5月8日 (日) 13:00-15:15
■会 場:慶應義塾大学三田キャンパス西校舎1階 519
アクセスマップ
参加費:会員500 円、非会員1000円、事前申込不要
主催:応用哲学会
■お問合せ応用哲学会事務局 [email protected]
■フライヤーダウンロード

第8回応用哲学会にて、「哲学は視覚イメージ化できるのか」というテーマでシンポジウムが開催されます。漫画を使った哲学本を出されている児玉聡さんと森岡正博さんに、プロの漫画家である理系漫画家はやのんさんをお迎えして、媒体に応じた哲学の表現のあり方を探ります。

flyer-AP-2016-no4

企画趣旨:

SNSは、学術分野の広報手法を大幅に変えつつある。テキスト以上に写真やイラストなどの視覚的イメージが重視され、メッセージをコンパクトにまと めた動画が重宝されるようになった。BBCラジオでは「A History of Ideas」で哲学的テーマのアニメーション動画が配信され、国内でもサイエンス・コミュニケーションの分野で、漫画やイラストを使った科学の広報手法の 研鑽が進んでいる。本シンポジウムでは、サイエンス・コミュニケーションの分野で漫画家として活躍してこられた理系漫画家はやのん氏をお迎えし、哲学分野 での視覚化の取り組みを紹介しながら、これからの哲学の届け方を探る。

登壇者:

理系漫画家はやのん 基調講演「漫画で伝えるサイエンス・コミュニケーション」

琉球大学理学部物理学科卒、千葉大学大学院教育学研究科修了。修士(教育学)。代表作に『Go! Go!ミルボ』(子共の科学)、『キラリ研究開発』(日刊工業新聞)、『理系受験生の好きになれる分野を見つけよう』(螢雪時代)などがある。現在、はや のん理系漫画制作室として、日刊工業新聞の「キラリ研究開発」等で連載中。マンガの手法と作文教育の方法をベースとした、理系の学生・教員向けのライティ ング・プレゼンテーション構成指導や、チラシ・ポスター制作指導を行っている。

児玉 聡 提題「オンラインコースで届ける生命倫理学入門」

京都大学大学院文学研究科准教授。著書に『マンガで学ぶ生命倫理』(化学同人)など。2016年3月よりオンラインコースKyotoUxで Ethics in Life Sciences and Healthcare: Exploring Bioethics through Mangaを開講。

森岡正博 提題「まんがで哲学を表現する可能性—まんが原画を描いた経験から」

早稲田大学人間科学部教授。著書に『まんが哲学入門』(講談社)など。2015年より、哲学者をゲストに招いたトーク・イベント「現代哲学ラボ」を開催中。

田中さをり 提題及び司会「国連大学広報と雑誌『哲楽』での試み」

MIDアカデミックプロモーションズ代表取締役。国連大学サステイナビリティ高等研究所広報担当としてイベントの企画や広報を担当。2011年から高校生からの哲学雑誌『哲楽』の編集人を務め、2016年4月に『哲学者に会いにゆこう』(ナカニシヤ出版)を刊行。

News

哲学関連ニュース

今月の編集人Tweeter (@MIDAP) で通り過ぎていった哲学関連ニュースをまとめてお届け!2016年2月26日〜4月27日分

哲学

[ニュース 4/11] 神戸新聞NEXT:哲学者・九鬼周造の自筆原稿などネットで無料公開 www.kobe-np.co.jp/news/shakai/20

[ニュース 4/17]プレジデント:「心のブレーキを外す」哲学者の言葉 president.jp/articles/-/17759

[ニュース 4/14] 神戸新聞:神戸新聞NEXT|西播|哲学者三木清の生涯たどる特別展 たつの・霞城館 www.kobe-np.co.jp/news/seiban/20

[ニュース 4/20]Forbes :次世代リーダーは、なぜ「哲学」に注目するのか? forbesjapan.com/articles/detai

[ニュース 4/24]dot.:“反抗のカリスマ”尾崎豊は「哲学者に近かった」 改めて追うその面影 dot.asahi.com/aera/201604210

[ニュース 4/25]読売新聞:『空海の座標』 高木元著、評・納富信留(ギリシャ哲学研究者・東京大教授) www.yomiuri.co.jp/life/book/revi

[ニュース 4/21]産経:がん哲学外来 対話を通じ生きる力を www.sankei.com/life/news/1604

教育

[ニュース 4/14] 毎日新聞:道徳必修化 高2も年10回授業 自他を考える力養成 小瀬高で公開授業 県教委 /茨城 mainichi.jp/articles/20160

[ニュース 4/27]読売新聞:小学校の組み体操、「灯台」も禁止…大阪市教委 www.yomiuri.co.jp/osaka/news/201

ロボット・人工知能

[ニュース 4/1] livedoor:人工知能が殺人を犯す懸念と倫理問題 動き出す議論 news.livedoor.com/article/detail

[ニュース 4/7]  ギズモード・ジャパン:いやー…こ、これって倫理的にアリなの? 昆虫に電極を埋め込んでドローン化する技術が成功 www.gizmodo.jp/2016/04/post_6

[ニュース 4/11]日経テクノロジー:第1回 本物の人工知能を目指して techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/1

[プレスリリース 4/7] 経済産業省:「第1回次世代の人工知能技術に関する合同シンポジウム」を開催します www.meti.go.jp/press/2016/04/

[ニュース 4/12]佐賀新聞:人工知能の倫理課題議論へ www.saga-s.co.jp/news/national/

[ニュース 4/12] 日本経済新聞:人工知能活用で倫理指針 科技相が検討表明www.nikkei.com/article/DGXLAS

[ニュース 4/12]日経新聞:人工知能活用で倫理指針 科技相が検討表明 www.nikkei.com/article/DGXLAS

[ニュース 4/13] 毎日新聞 :人工知能 倫理指針作りの検討開始 mainichi.jp/articles/20160

[ニュース 4/15]RBB today:羽生善治が人工知能の最前線に迫る! NHKスペシャルで5月放送 www.rbbtoday.com/article/2016/0

[ニュース4/15]日経新聞:人工知能作品に「著作権」 音楽や小説など、政府知財本部方針 www.nikkei.com/article/DGXLZO

[ニュース 4/16]日経新聞:AI・ロボット、30兆円市場に www.nikkei.com/article/DGKKAS

[ニュース 4/11]毎日新聞:広島で「倫理ない科学は悪の道具に」 mainichi.jp/articles/20160

[ニュース 4/25]ITmedia:進化する介護ロボットは、高齢化社会を支える切り札になるのか www.itmedia.co.jp/business/artic

 

障害・手話

[ニュース 4/12] 朝日新聞:梅田の「うめ」どう表現? 鉄道社員ら手話でお助け www.asahi.com/articles/ASJ3H

[ニュース 4/18]読売新聞:『手話を生きる』 斉藤道雄著 www.yomiuri.co.jp/life/book/revi

[ニュース 4/12]wired:「目が見えないこと」にぼくらが学ぶこと:身体研究者・伊藤亜紗 wired.jp/2016/04/12/int

[ニュース 4/25]日刊スポーツ:手話通訳者らを被災地に 全国からの参加呼び掛け www.nikkansports.com/general/news/1

[ニュース 4/26]時事通信:発達障害者「配慮を」=避難所入れず物資困窮-家族ら、無理解を痛感・熊本地震 www.jiji.com/jc/article?k=2

[ニュース 4/27]毎日新聞:障害者が拠点設立…仲間の安否確認、生活支援へ mainichi.jp/articles/20160

 

社会

[ニュース 4/26]東京新聞:繰り返された人権侵害 ハンセン病隔離法廷前から www.tokyo-np.co.jp/article/nation

[ニュース 4/17]朝日新聞:自死への差別と遺族の尊厳(自死と遺族) www.asahi.com/articles/ASJ4J

[ニュース 4/23]福井新聞:大人の引きこもり支援施設が開所 NPO運営で就労も後押し、福井 www.fukuishimbun.co.jp/localnews/soci

[ニュース 4/13] リテラ:HKT新曲の歌詞が女性蔑視だと大炎上 lite-ra.com/2016/04/post-2

[ニュース 4/23] リテラ:秋元康の歌詞を「女性蔑視」と批判したら、AKB運営から「名誉毀損及び侮辱罪」「記事を削除せよ」の恫喝メールが lite-ra.com/2016/04/post-2

[ニュース 4/25]ガジェット通信:【衝撃】秋元康の歌詞は「女性蔑視」だとリテラが怒ってるから女性の意識調査をしてみた → 歌詞のような思考の女性が多くいる事が判明 getnews.jp/archives/1450373

[ニュース 4/25]T-SITE:男子が日傘をさすのはキモい?「男女差別だ!」の声も top.tsite.jp/news/buzz/o/28

 

医療・生命科学

[ニュース 2/26] WIRED:「植物状態の人間に意識があるか」を測定する装置 wired.jp/2016/02/26/bra

[ニュース 3/16] 日本経済新聞:卵子提供、出産女性を母に 民法特例法案を自民部会了承www.nikkei.com/article/DGXLAS

[ニュース 3/25] 読売新聞:自然界に存在しない細菌、人工ゲノムで作製…倫理面で議論も yomidr.yomiuri.co.jp/article/201603

[ニュース 4/4]ニューズウィーク日本版:「人体」を再現した小さなチップが、医療を変える www.newsweekjapan.jp/stories/world/

[ニュース 4/4] 読売新聞:卵子凍結、晩婚化を反映…全国23施設で実施 yomidr.yomiuri.co.jp/article/201603

[ニュース 4/6]AFPBB News:異種間臓器移植、ブタの心臓が人の命を救う可能性 研究 www.afpbb.com/articles/-/308

[ニュース 4/10]朝日新聞:ブタ細胞、人に移植容認へ 1型糖尿病の患者が対象 www.asahi.com/articles/ASJ49

[ニュース 4/11] 毎日新聞:異種移植 動物から人間 指針、一部緩和mainichi.jp/articles/20160

[ニュース 4/18]朝日新聞:(人生の贈りもの)わたしの半生 ジャーナリスト・評論家、立花隆:11 75歳 www.asahi.com/articles/DA3S1

[ニュース 4/12]中日新聞:10月「認知症サミット」 www.chunichi.co.jp/article/mie/20

[ニュース 4/19]中日新聞:血液検査で分かる卵子残数 不妊治療法選ぶ指標に www.chunichi.co.jp/article/living

[ニュース 4/20]AFPBB:脳死女性、延命55日後に出産 ポーランド www.afpbb.com/articles/-/308

[ニュース 4/23]朝日新聞:6歳未満の女児、脳死判定 臓器提供へ www.asahi.com/articles/ASJ4R

[ニュース 4/25]NHK:脳死の女児提供の臓器 すべての移植手術 無事終了 www3.nhk.or.jp/news/html/2016

[ニュース 4/26]理化学研究所:アトピー性皮膚炎モデルの原因遺伝子を解明 www.riken.jp/pr/press/2016/

[ニュース 4/23]sputnik:日本政府、研究目的のヒト卵子遺伝子改変を許可 jp.sputniknews.com/science/201604

[ニュース 4/23]livedoor:出生前の胎児の性別判定を全面禁止へ 5月1日から施行 中国 news.livedoor.com/article/detail

環境

[ニュース 3/30] 朝日新聞:大阪)堺市の小学校で生物多様性の授業 www.asahi.com/articles/ASJ3B

[ニュース 4/1]毎日新聞:ことば 重要里地里山500mainichi.jp/articles/20160

[ニュース 4/7] 産経:「生物多様性」を知って 堺市がWEBサイト開設 www.sankei.com/region/news/16

[ニュース 4/16] livedoor:なぜエリートほど大きな間違いを犯すのか? 原発問題の専門家が語る #ldnews news.livedoor.com/article/detail

[ニュース 4/27]日経:志賀原発直下「活断層」評価を受理 規制委、1号機の廃炉濃厚 www.nikkei.com/article/DGXLAS

災害

[ニュース 4/15] CNET Japan:熊本で震度7の巨大地震–携帯3キャリアは「災害伝言板」、トヨタは「通れた道マップ」 japan.cnet.com/news/service/3

[ニュース 4/18]産経:【熊本地震】原発情報、震度5弱以下でも発信 SNSの利用検討 政府・原子力規制庁、安全性問題なくても積極発信 www.sankei.com/politics/news/

[ニュース 4/18]NHK:川内原発の運転継続問題なし 今後の影響を注視 www3.nhk.or.jp/news/html/2016

[ニュース 4/21]熊本県弁護士会: 熊本県弁護士会より,このたびの震災で被災された皆様に,知っておいていただきたい情報をまとめました。まずは一度ご覧ください。
www.kumaben.or.jp/news/%E7%86%8A

国際

[ニュース 4/8] CNN JAPAN:買春は違法、売春は処罰せず フランスで法案通過 – CNN Japan – 性犯罪 – Google News www.cnn.co.jp/world/35080858

[ニュース 4/18]オーヴォ:【世界遺産】600年間女性を拒み続けるギリシャの聖地「アトス山」 ovo.kyodo.co.jp/news/life/trav

[ニュース 4/27]産経:国連見解「沖縄の人々は先住民族」に政府が反論 www.sankei.com/politics/news/

 

 

Afterword

編集後記

4月25日に無事に新刊「哲学者に会いにゆこう」が発売されました。哲学者へのインタビューを始めたのが2010年でしたが、2011年の雑誌の創刊当初にデザイン事務所で編集以外の行程の見積を出してもらうと、とてもお支払いできない金額でした。数字を見たときの驚きを今でも覚えています。がっくり肩を落としつつも、創刊号はカラー印刷で自家製本で作り、注文が入るたびに編集協力委員のご家族にお手伝い頂いて、映画館などに置いてもらっていたのでした。

あの時、すべてデザイン会社にお任せできていたら、私はインタビューと編集に集中して、写真の撮影や加工・タイポグラフィ・イラストのディレクション・紙質の検討・色指定などはすべてプロにお任せしていたと思います。実際には、これらに加えて、広告営業や書店営業も担当していました。単に貧乏だったからです。

書籍化の工程では、たくさんの方々の手をお借りしたので、こんなに「待ち」の時間があるのか!と新鮮でした。

石の上にも3年と言われますが、出版に関しては、着想を得て、続けて何らかの形で発表し続けてから本になるまで、私の場合は6年かかりました。これでも「早かったね」と言われますし、ますます厳しくなっている出版業界ですから、これから同じように書籍として出し続けていけるかはわかりません。新しい読者にどう受け止められるのか、今はその反応を受け止める立場にあることは確かですが、「待ち」の時間をあまり意識することなく、進みたいと思います。

本文でご案内した通り、今月は5月8日(日)に慶應義塾大学で開催される応用哲学会シンポジウムにて、提題と司会を務めます。シンポジウムの枠以外にも、さまざまな領域と隣接する興味深い哲学の発表が予定されています。予稿集はこちらから御覧頂けますので、ご関心重なりましたらぜひどうぞ。他にもイベント等の企画が進行中で、詳細決まりましたら、哲楽Facebookやこのウェブサイトからも公開します。

Copyright © MID Academic Promotions All rights reserved.

哲楽メールマガジン
■ 公式サイト: philosophy-zoo.com
■ Facebook: https://www.facebook.com/tetsugaku.magazine
■ 発行責任者:田中さをり
Twitter : @MIDAP
本メルマガの記事やイラスト、写真の著作権は発行責任者に帰属します。ツイッター、Facebook、ブログでの引用は歓迎致します。

哲楽メールマガジン登録

哲楽メールマガジンは、毎月月末の配信を予定しております。メールでの配信を希望される方は、下記のフォームよりご登録ください。