高山守さんは、東京大学で哲学を教えていた。2013年に同大を定年退職した後、社会活動への関心もあり地元の手話講習会に通い始めた。生まれは東京の江戸川区小岩。高校時代の倫理の授業では、教員に敵対心を抱かせるほど「物事の根本を掴まなければ気がすまない」性分だったというう。

          

2016年6月4日、ムーンライトブックストア佐倉店で哲楽公開インタビュー「風間コレヒコさんに会いにゆこう」が開催されました。風間コレヒコさん流のパンクハードコアの楽しみ方について、当日の記録をもとに加筆・編集の上、お届けします。

          

2015年12月12日にホテル&レジデンス六本木で開催された「永井均氏に聴く:哲学の賑やかさと密やかさ」では、永井均氏をゲストにお迎えしました。「現代哲学ラボ」第2号は、この時に収録した音源をテキストとして再現し、図表と脚注により、詳細な解説を加えました。

          

山内志朗さんは、慶應義塾大学で哲学を教えている。生まれは山形県。奈良時代に始まったとされる山岳宗教に修験道があるが、その行者である山伏たちが修行した山々のふもとに育った。山中で厳しい修行を行う山伏は明治期に廃業を余儀なくされ、今では体験修行しかできないものの、山内さんの3代前の祖先までは山伏だったため、幼い頃からスピリチュアルなものに関心があったという。

          

森岡正博さんは、早稲田大学で哲学を教えている。2015年の春、27年ぶりに関西から関東に戻ってきたばかりだ。7月最後の土曜、首都高速が頭上を走る通りに面した都内のホテルで開催された「現代哲学ラボ」で、話を伺った。

          

風間コレヒコさんは、週の3日を障害者の自宅介助員として働き、残りの時間をミュージシャンとして活動している。高校時代に、地元の福岡で見たアンダーグラウンド・バンド「人間」のライブに衝撃を受け、直後に友人3人でバンドを結成。ノイズやパンクを織り込んだ音楽作りが、自分が初めて見つけた「夢中になれるもの」だった。

          

永井均さんは日本大学で哲学を教えている。哲学好きな読者ならば知らない人はいない、現代の日本の哲学を牽引してきた哲学者の一人だ。34歳で『〈私〉のメタフィジックス』を上梓してから、平均して年に一冊の著作を発表し続けている。難解でとっつきにくいというのが哲学の一般的なイメージである日本国内で、このペースで新刊本が次々に書店に並べられる、作家としての哲学者は数少ない。過去には、朝日新聞や日本経済新聞でもその随筆が連載され、大学で高校生と保護者向けの説明会を開けば、愛読者も詰めかける。それが哲学者、永井均さんだ。桜の新緑が眩しい4月のある日、編集部に永井さん自ら自転車で駆けつけて下さってインタビューが実現した。

          

木村敏さんは、長年にわたり、精神的な病の診断にまつわる哲学的論考の執筆活動を精力的に続けて来られた。ご専門の精神病理学の分野ではもちろんのこと、2003年に『木村敏著作集第7巻』で和辻哲郎文化賞を受賞されたことからわかるように、哲学の分野でも高名な精神科医だ。国語の教科書にも掲載されているので、その美しい文体は、高校生にも馴染みがあるかもしれない。2014年夏、日本三大祭りの祇園祭の中日、京都市三条通りにある研究室を尋ねた。

          

藤井基貴さんは、静岡大学教育学部で防災教育に取り組んでいる。 大学時代、カント研究に従事していた藤井さんは、静岡大学への着任をきっかけに道徳教育に携わるようになった。大学で学んだカント哲学と、義務教育のなかの既存の道徳教育には乖離があるように思えたものの、2009年春から、教員を目指す学生達とともに道徳教育の教材の開発・実践を始めた。

          

立花浩司さんは、北陸先端科学技術大学院大学の社会人学生として、文化人類学を専門とする教員のもとで科学技術と社会に関する知識科学を研究している。大学の農学部を卒業後、バイオ系の実験機器・試薬を製造販売する会社に就職した。

          

志村さんとゲーテ の出会いは、不思議な縁でめぐってきた。志村さんが柳宗悦の民藝運動に共感して苦闘のすえ染織家になり、詩人の大岡誠さんの進めで本を出版するその間に、 高橋義人さんの著書を通じて、ゲーテの色彩論を手にしたのがその始まりだ。植物から緑色を出すことがどうしてもできないことに悩んでいた時の、まさにそこ から視界が切り拓けるような出会いだった。

          

当時関東地域の保育園で行われていたのは、放射線の専門家を招いた、放射線の知識を「情報提供」する説明会が一般的だったなかで、村上さん達は「情報収集」に徹した。(『哲楽』第5号、p.10)

         

報道写真家の哲学

2014年1月28日

 

今城力夫さんは、元報道写真家で哲楽を1号からご愛読頂いている一人だ。1939年に台湾で生まれ、終戦時は6才だった。中学生になった頃、父の薦めで自宅にあったドイツ製のカメラで写真を撮るようになり…

          

本誌の創刊以来、ずっと気になっていた一人の女性がいた。本誌『哲楽』と同じく、 「楽しい」という漢字を当てた、哲楽家という肩書きをもつ紀々さん、その人だ。(『哲楽』第4号、p.55より)

          

梶谷真司さんは、東京大学の駒場キャンパスで哲学と比較文化を教えてい る。前任校の帝京大学では、学生が就職活動用の自己 PR 文章をなかなか書けない実情に直面し、東大に移った後は、質問できない学生が多いことにショックを受ける。(『哲楽』第4号、p.37)

          

本間直樹さんは、大阪大学文学部で哲学を教えている。文献を講読するスタイルの授業以外にも対話に関するワークショップ形式の授業を担当している。(『哲楽』第4号、p.29)

          

土屋陽介さんは、立教大学と茨城大学で哲学を教えている。「懐疑論」と呼ばれる哲学の問題を専門にして、大学の学部生から博士課程までのたっぷり10年間、真面目に取り組んできた。(哲楽第4号p.21より)

          

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「斎藤信治さんは、中央大学(法科大学院)で刑法を教えている。人の生命に関わる刑法と医事法学に関心をもち、これまで安楽死、尊厳死、薬害エイズなどの問題に関わってきた。」哲楽第3号、pp.45より

          

「京都大学に入学した当初の児玉青年は、 生命倫理学の常識的な言葉さえ知らなかったという。日本に生命倫理学を導入した加藤尚武先生の授業で倫理学を学び、その面白さに目覚めて研究を始め・・・」哲楽3号pp.3-10。

         

功利主義とは何か

2012年1月30日

 

「功利主義って何ですか? 5 分で簡単に解説してください」と無茶なお願いをしたところ、 すぐに四つの特徴が挙がった。一つは、何かの行為を「よい」とか「悪い」とか評価する際に行為の結果を重 視する「帰結主義」。二つ目は、この帰結=結果の中で人々の幸福を重視する「幸福主義」。三つ目は、全体の 幸福を考える「最大多数の最大幸福」、そして最後は、一人を一人以上には数えない「公平性」だ。

          

戸田聡一郎さんは、東北大学の学生時代、脳科学の研究室で猿やラットや人を使った実験をしていた。挫折していたころに、「生命倫理学」の授業で倫理学に出会い、夢中で議論に参加した。哲楽3号pp.21-27より。

          

若き美学研究者の星野太さんの目に、サルトルとボーヴォワールの批評し合う関係はどう写ったのか、また、彼らの思想が本国以外で同時代的に受け入れられた背景に何があるのか、伺いました。

          

「加藤尚武さんは、東京大学でヘーゲル研究者を志していた 1950 年代に、DNA の構造式が発見されてから 20 年後に遺伝子組み換えの可能性が示唆された時期を見逃すことはできなかった。」哲楽第3号pp.12-19より

          

現代求められる医師宣言を驚きの方法で編纂中の尾藤医師。twitterでブレーンストーミング、選定会議をustreamで公開、facebookでレビューして総選挙。どんな医師像が浮かび上がってきたのか、ぜひお聴き下さい。

          

「金森少年は、コミュニケーションに自信がなく、大学時代東京に出てきたときにも、人との接触に戸惑うことがあったという。そんな「私と世界とのしっくりいかなさ」 から解放してくれたのが、哲学だった。」哲楽第3号pp.28より

          

「田中朋弘さんは、熊本大学で倫理学を教えている。大阪大学でカント倫理学についての博士論文を書い ていた時期に、生命倫理、ビジネス倫理などの応用倫理学の研究を始めた。カントの専門家というと、 義務論を厳格に適用する研究者としてイメージされるかもしれない。」哲楽第3号pp.38-45

          

「私」の哲学をテーマに博士課程を単位取得退学され、二人のお子さんの育児の傍ら、ご自宅で研究を続けておられる村上綾さんにお話を伺いました。信仰と哲学を切り分けながら、「私」の存在について考え続けてこられた過程について伺いました。

          

東京大学柏の葉キャンパスに研究室を構え、環境倫理学を教えておられる鬼頭秀一先生にお話を伺ってきました。環境倫理・環境哲学緊急集会のお話や、アフリカでの日本の若手環境倫理学者の活躍など盛りだくさんです。

          

藤井可(ふじい・たか)さんは佐賀大学医学部で生命倫理学を教えている。医師の資格を持ち、医師のアルバイトをしながら、つい最近、哲学の論文で博士号を取得された異例の経歴の持ち主である。

藤井さんは、佐賀大学医学部5年目のときに、重症筋無力症という難病に罹っていることがわかった。あと一年の過程を終えれば、医師国家試験の受験資格が得られるという矢先の出来事だった。藤井さんは医学部を辞めることを考えた。

          

古代ギリシャ哲学の研究者、田坂さつき先生のお話を伺ってきました。学生さんたちと一緒に、ギリシャ哲学の対話法を学びながら、skypeでALS患者の方々のための物作りをしていく実践。多くの人に届けたいお話です。

          

サンデル教授に尋ねたかったのは、若い学生達が、自分の考えをどのように深めていけるのかということ。分刻みのスケジュールをこなしておられるサンデル教授から、日本の学生達に向けてのメッセージをお願いした。

          

ハーバード大学に留学中の、小林亮介さんインタビューをお送りします。Justiceの講義に必要とされる課題やレポートの書き方、ディスカッションに表れる文化的な価値観の違いなど、話題が満載です。

          

ハーバード・レポートその4としまして、サンデル教授の全面協力の下に、BBCが制作したドキュメンタリー風の哲学映画についてお届けします。

          

一日に世界中から何百通もの電子メールを受け取るチョムスキー博士から頂いた貴重な時間の、最後の5分だけ、インタビューをすることができた。それは、広く伝えなければならないメッセージだった

          
マイケル・サンデル教授へのインタビュー

ハーバード・レポートその3としまして、対話型講義に関する小林教授からサンデル教授へのインタビュー報告についてお届けします。

          

ハーバード・レポートその2としまして、ビジネススクールとロースクールでのサンデル教授の活動についてお届けします。

          
the Sanders Theater

哲学ラジオが小林教授とともにお送りするハーバード・レポートその1。サンデル教授のJusticeの講義に関するレポートをお届けします。

          

「不登校で、十数年引きこもって、永井均先生の本を読んで、大検をとって千葉大に入った」俵邦昭さんのお話です。削るべきところが見当たらず50分と長編ですがぜひお聴き下さい。

          

大阪大学臨床哲学研究室の、中岡成文先生にお話をお伺いしました。ヘーゲル研究をベースに、98年以降、臨床哲学という場で”動きながら考えて”おられます。異業種とのコミュニケーションが必要な方、必聴です。

          

現役の哲学の学生さんである、中川雅道さんにお話をお伺いしました。今回の訪問で、臨床哲学がこんな素晴らしい若手哲学研究者を養成しうる場であることを改めて実感できました。

          

学部は音楽大学でピアノを専攻していたが、昨年の春から哲学科の大学院に入った。哲学科に転向したのは、ピアノを弾くために音楽とはなにかを根本から考えたかったからというわけではない。確かに音楽が何であるのか当時も今もわかっていないのだけれども、音楽とは何か、ということが言葉でわかったからといって音楽活動がうまくいくわけではない気がする。ただ、日頃行っている実践を言葉で説明してみることもそれはそれでおもしろい。

          

対話型講義の実践者の一人である小林正弥先生の研究室にお邪魔しました。今回のインタビューは実際に小林先生の講義の雰囲気を感じて頂けるような内容になっています。

          

漫画家として活躍されている、前邑恭之介さんのアトリエにお邪魔しました。前邑さんは、2006年春に、漫画家の新人賞として有名な、四季賞を受賞されています。自分のテーマを自分なりに表現したい!という方、必聴です。